森林動態制御研(國崎研)

2024年度から勤務28年目です。

2023年11月17日(金)

  • 本日には,

 技術者倫理入門(2年次必修)と生物統計学(1年次必修)の期末テスト等を検討する。
 
 技術者倫理入門については昨年度が初めての開講であり,パターナリズムの観点から普段のミニレポートを多めに出題する一方で,不合格が続出しないようグループワークと期末テストを極めて簡単にした。すると,ほとんどの学生さんが優以上になってしまった。誰もが簡単に優以上を取得できる成績評価基準では貪欲に学びたい学生さんの「学修意欲」を抑制するので,方法論的正義論の観点からグループワークと期末テストの難易度を大幅に上げることとする(註:その代わり,普段のミニレポートを少なめ,かつ簡単にした)。後は,グループワークと期末テストのルーブリックを事前(年内)に提示し,「その人が学ぶ範囲で学ぶ」ことを促したい。
 
 生物統計学については,久しぶりに期末テストを復活させるので,中間テストの焼き直しにならないよう,問い方を工夫することとする。パソコンを活用した演習的授業については他の教員に分担してもらえるので,このことを加味した作題を心がけたい。
 

  • 自立と自律が求められる

 3年生向けの選択科目(データ分析演習,森林計画学)については,すでに「その人が学ぶ範囲で学ぶ」方式で対応済みなので,その人が学ぶ範囲で学んだ結果を厳格に評価する。
 

  • また,次年度からは,

 必修科目(講義,実習)について「知識に関する格差原理」に適切に対応すべく,「ルーブリック提示と補習および再テスト」を前提とした成績評価に組み直したい。