森林動態制御研(國崎研)

2024年度から勤務28年目です。

2024年2月10日(土)

  • 現在メモ作成中の

 紀要論文にかかるデータは、2013、2015、2016年の調査に由来する。特に、2013年のものは当時の院生が取得してくれた貴重なデータなので、論文としてまとめるべく、過去二回(2019年度、2022年度に)集中的に検討した。しかし体たらく(=前回の担任業務(2017〜2020年度)で多忙を極めていたこと、人事対応(2021〜2023年度)で悪戦苦闘していたこと、解析方針が迷走すること)により、いずれも開店休業中に移行してしまった。
 
 その後、おかげさまで、人事対応も一区切りついたこと、MDASH対応で重い腰を上げて統計的因果推論の勉強をしたこと、そしてこの1月以降、ライフワーク研究に関する総説を執筆する時間を確保することで、ようやく解析方針が固まり、作業が進むようになった。
 
 今回については、調査対象とさせてもらっている演習林における、今後数十年の人工林管理に確実に貢献できる貴重な知見が多数得られていること、長文論文としての一括に意義があること、ただし処理変数の定義が主観的であること(野外実験を伴わない調査のため、厳密には処理変数とは言えない変数を使用すること)から、紀要論文1報として執筆する。
 
 締め切りまで二週間を切ったので、この連休中に論文執筆段階に移行したい。