森林動態制御研(國崎研)

2024年度から勤務28年目です。

2024年3月13日(水)

  • 本日には,

 データ分析演習(後期1単位)の第2回「分析設計1」のスライドを作成する。
 
 フレーミングの書籍読み直しなどを経て,順調に作成を進められたものの,甘く見過ぎていたのが因果性である。「コラム的に5枚程度のスライドを作成できれば良いだろう・・・」と以前考えていたのは大きな間違いであり,ヒュームの因果の規則性説を読み直したところで一回分以上の授業スライドにすべき内容であることを痛感する。という訳で,当面はクタッチさんと松王さんの書籍とにらめっこになりそうである。まあ,分量が多い分には自学自習資料にしてもらえば良いので,スライドが増える分には何ら問題はなく,過剰なくらいにスライドを作成することにしたい。

2024年3月12日(火)

  • 本日の勤務は7:00–15:45。

 次年度のデータ分析演習(後期)の授業資料作り直しを始める(活字資料からスライド資料へ)。
 
 第1回「データ駆動社会とデータサイエンス(概論)」のキーワードが「データ駆動社会,SDGs,DX,GX,データサイエンティスト,ビッグデータ,スモールデータ,演繹,帰納,アブダクション,分析設計プロセス」なので,不足していた内容を加筆していく。「Society 5.0とSDGs,DX,GXとの対応関係」,「仮説演繹法とプラグマティズム的推論との違い」を新規項目として追加すれば良いので,午前中で終わるだろうと思っていたものの,後者にかかり,「帰納に関する科学哲学的な議論」,「仮説演繹法とポパーの仮説演繹主義(反証主義)の違い」について,手持ちの書籍の勉強し直しが不可欠となる。結果,午後も資料作成を継続することとなった。
 
 第2回は「分析設計(フレーミング,過去の知見レビュー,因果性,問題設定)」なので,フレーミング,因果性についての書籍読み直しを進め,スライド資料に加筆したい。

2024年3月8日(金)

  • 本日の業務。
  1. 教育:森林計測学の授業資料作成(針葉樹の幹の形,立木と伐採木の材積計測,樹齢と成長量の計測,林分材積の推定:全林調査法,林分材積の推定:面的な部分調査法,林分材積の推定:プロットレスサンプリング,林分成長モデル,林分密度管理図),R7年度からの新規科目にかかる授業内容の検討
  2. 研究:なし
  3. 運営:担任業務,JABEE関係の資料収集
  4. 貢献:なし
  5. 雑用:不要書類の細断

2024年3月6日(水)

  • 本日の勤務は7:05–17:30。

 本日には,後期授業(生物統計学,技術者倫理入門)の資料ファイリング,不要になった書類の細断,次年度前期の海外・日本の林業(人工造林作業の今昔,人工林密度管理の今昔,収穫規整の今昔)のスライド資料作成に勤しむ。その間,休み時間に昨年の兼業にかかる確定申告書類を作成したり,学内会議に対応したり,DMPに関する資料を読み込んだり。
 
 DMP(Data Management Plan)について概要を理解したので,後は大学の方針を待てば良いかな・・・と誤解しておく。

2024年3月4日(月)

  • 本日の勤務は7:00–16:25。
  1. 教育:授業資料ファイリング(基礎数学入門,森林計測学,森林計測学実習,海外・日本の林業,線形代数学入門,微分積分学入門,森林計画学,データ分析演習)
  2. 研究:なし
  3. 運営:学内会議2つ,次年度業務にかかる日程調整
  4. 貢献:業務日程調整

 
 書類の置き場所を少し確保できたので,遅ればせながら授業資料のファイリングを開始する。すでにファイリングを済ませたと思っていた前期科目(基礎数学入門,森林計測学,森林計測学実習,海外・日本の林業)が未達成だったので,まずはこれらの根拠資料をファイリングする。その後,後期科目の一部(線形代数学入門,微分積分学入門,森林計画学,データ分析演習)をファイリングしたところで時間切れとなる。
 
 次年度に向けてやるべき業務が増え続けているので,粛々と対応したい。

2024年3月1日(金)

  • 本日には,

 家庭の事情(妻が所用で長期不在となり,その間,深刻な貧血で治療中の老犬を見守る必要)で年休を取得し,昼食と夕食の食材調達でスーパーに(15分ほど)出かけたのを除き,ひたすら自宅待機する。年度末で定年を迎える先生の最終講義があるものの,不義理をさせて頂く。
 
 年度末の月に入ったためか,日程調整等が必要な学内外の業務依頼が次々と届く。しかし,これら依頼メールには来週出勤してから対応することとし,本日には愛犬達(老犬一頭+その子犬・孫犬三頭=四頭)のお世話をしながら,次年度のシラバス入力に勤しむ。
 

  • 私が勤務する大学では,

 シラバス記載がリニューアルされるのに伴い,特に予習復習を個別具体的に書くことが求められている。個人的にはこれを絶好の機会と受け止め,予習2時間と復習2時間の具体案を書き込んでいく。
 
 というのも,私の最近の感触では,他人様に干渉(されたくないし)したがらない学生さんの学習効果は「人に教える>自学自習する>授業を聞く>グループワークする」という傾度だと誤解しているので,自学自習しやすい活字資料をここ数年作成し,LMSで提供してきた。しかし,予想以上に活字資料は敬遠され,「え,それ活字資料に書いてあるじゃない」という質問や答案が目立っている(註:さらに言えば,質問自体も経年的に激減し,今年度には質問皆無に等しい状況である)。ならばと教科書として活字資料を使うと,学生さんの睡眠学習が領域展開する。という近況だったので,大学として「予習復習を具体的に示せ」というお達しは,私にとって,渡りに舟なのである(註:「具体的に予習復習を書いた場合,それを勉強しないと,成績が悪い学生さんが増える可能性がある」という意見を大学に提出した上での最終決定なので,私は従来の「悪き温情主義」を捨て,社畜よろしく,この決定に従いたい)。
 
 という訳で,本日には,基礎数学入門,森林計測学,森林計測学実習のシラバス入力を完了し,現在,海外・日本の林業のそれを入力中である。成績分布が下方にずれるという拙い予想が思いっきり外れることを期待したい。

2024年2月29日(木)

  • 本日の勤務は7:05–16:00。

 久しぶりに会議・会合のない一日なので、次年度に向けて書類置き場を確保すべく、古い学内委員会(機密性あり)の資料をひたすら細断する。シュレッダーが過熱防止で停止する直前まで細断したら、その後に次年度の授業段取り(分担の日程調整や授業内容の検討)をおこない、しばらくしたら再び細断に戻る、というサイクルを繰り返す。
 
 随分とご無沙汰していたウォーキングを復活させるべく、昼休みに30分ウォーキングを楽しむ。
 
 午後も、上記サイクルを繰り返していたところ、「科研費審査結果の通知があったからシステムで確認せよ」との学内メールが届く。うーん。また不採択だろう・・・と思いつつシステムにログインすると、ありがたいことに「採択」であった。関係各位に感謝する次第である。体たらくな私は、これでようやく4テーマ目の科研費代表内定であるも、過去の3テーマはいずれも広葉樹ネタであり、ライフワークのスギ林研究での採択は(民間助成金を除くと初めてであり)本当に喜ばしい(註:遺伝とか花粉症関係といったトピックもなく、ひたすら地味な幹の成長ネタなので、よくぞ拾って下さった)。

2024年2月26日(月)

  • 本日の勤務は6:55–18:10。

 久しぶりの積雪直後の出勤であり、何とも不思議な感じである。とは言え、真冬日ではないので、夕方までに積雪深は数cmに低下した。有難い限りである。
 
 今週には会議・会合が多いので、引き続き粛々と対応したい。

2024年2月22日(金)

  • 今週には、

 授業・会議等がなかったものの、動と静が入り混じる、非常に意義深い業務期間であった。とりわけ、様々な方々との対話により今後の業務のあり方を今一度振り返る機会にもなったのは有難かった。加えて、新任教員の歓迎会を兼ねた懇親会に昇任祝いも加えて頂き、関係各位に深く感謝する次第である。
 
 さて、今週末には(資料持ち出し可の)持ち帰り業務を完了させたい。
 
 

2024年2月19日(月)

  • 本日の勤務は6:55–16:20。
  1. 教育:線形代数学入門と微分積分学入門の期末レポート採点&成績評価、生物統計学の成績評価、学生面談
  2. 研究:紀要論文の執筆
  3. 運営:学内委員会にかかる資料作成、校費での文房具購入
  4. 貢献:連絡調整メール

 
 帰宅後には、紀要論文草稿の校閲に勤しむ。何とか明日には(投稿前のわずかな表現修正作業を除き)原稿を完成させたい。

2024年2月17日(土)

  • 今週には、

 卒論発表会、学外会議(+懇親会)、修論発表会対応があり、紀要論文執筆をほぼ止めてしまったので、本日にはメモの加筆修正と考察用の新たな図の作成などに勤しむ。計算して書き出してみると至極当然なことばかりであるも、わかりやすい提案には近づいてきたと感じる。
 
 来週も様々な重要な業務が多い上、木曜が紀要論文の投稿締切日なので、火曜までに原稿を書き上げたい。

2024年2月13日(火)

  • 本日の勤務は6:50–16:50。
  1. 教育:卒研発表スライドの校閲、卒研発表練習のコメント
  2. 研究:紀要論文執筆
  3. 運営:学内委員会業務
  4. 貢献:なし

 
 発表練習を監督している自分を鳥瞰すると、功利主義的な諸行無常が味わい深い。換言すれば、(私を含めて)かつての学生さん達はわずかに残るムラ社会的共同体意識の中で良くも悪くも底上げされていたのだろう。消失した(良い側面の)機能をいかに仕組み化してカリキュラムに導入していくかを、そろそろ真剣に模索し始めたい。

2024年2月12日(月)

  • 昨日には

 53歳の誕生日を迎え(従来なら抱負を書いてい)たものの、人生後半戦のおっさんの抱負に価値はないので割愛したい。
 
 本日には、卒研関係(要旨の校閲など)に対応しつつ、紀要論文のメモを修正したり。この連休中に執筆を始めたいと思ったものの、メモ書きで骨格を形成できたと誤解しているので、明日から一週間の短期集中で書き上げたい。
 
 それにしても、(例年なら真冬日が当たり前の)2月前半なのに、夜中から午前9時までの時間帯を除くと0度超え(しかも5度台まで上昇する)というのは(暖かいのは有難いものの)何とも不思議な感じである。

2024年2月10日(土)

  • 現在メモ作成中の

 紀要論文にかかるデータは、2013、2015、2016年の調査に由来する。特に、2013年のものは当時の院生が取得してくれた貴重なデータなので、論文としてまとめるべく、過去二回(2019年度、2022年度に)集中的に検討した。しかし体たらく(=前回の担任業務(2017〜2020年度)で多忙を極めていたこと、人事対応(2021〜2023年度)で悪戦苦闘していたこと、解析方針が迷走すること)により、いずれも開店休業中に移行してしまった。
 
 その後、おかげさまで、人事対応も一区切りついたこと、MDASH対応で重い腰を上げて統計的因果推論の勉強をしたこと、そしてこの1月以降、ライフワーク研究に関する総説を執筆する時間を確保することで、ようやく解析方針が固まり、作業が進むようになった。
 
 今回については、調査対象とさせてもらっている演習林における、今後数十年の人工林管理に確実に貢献できる貴重な知見が多数得られていること、長文論文としての一括に意義があること、ただし処理変数の定義が主観的であること(野外実験を伴わない調査のため、厳密には処理変数とは言えない変数を使用すること)から、紀要論文1報として執筆する。
 
 締め切りまで二週間を切ったので、この連休中に論文執筆段階に移行したい。